エルメスを洗う

バッグをクリーニング

クリーニング店でバッグはできないと断られた経験がある方は多いと思います。
なぜならバッグは洗うことを前提に作られていないものがほとんどだからです。
芯地に紙が使われていたり接着剤が溶け出すなど外観からは想像もつかないようなクリーニングに伴う危険が潜んでいます。
ですのでバッグのクリーニングには細心の注意が必要です。

外傷や変形もないのに汚れてしまってみっともないという理由で使えないバッグがあったら、少しでもきれいになるのであればまた使いたいと思う方は多いのではないでしょうか。
新品のようにはなりませんが大幅な改善ができるケースは数多くあります。

今回はエルメスエールバックを洗ってみました。

BA画面 079

かなり黄色く変色して所々シミが付着しています。
反対側もこの通り。画像で見るより実際はもっと黄色く変色しています。

 

BA画面 077

 

化学処理を施して黄色い変色を取っていきます。

BA画面 110

 

反対側も処理していきます。

BA画面 111

 

変色だけなくシミも点々と付着しています。

BA画面 080

 

ひとつひとつシミを抜いていきます。

BA画面 112

 

反対側のシミも抜きます。

BA画面 081

 

BA画面 113

 

キャンバス部分の処理が完了したので、先に色補正をしておいた革のパーツを組み立てて完成です。

BA画面 114

 

BA画面 115